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2025.09.19

【2025年版】プロが選ぶ動画編集の必須機材12選|初心者でも失敗しない選び方と予算を徹底解説

【2025年版】プロが選ぶ動画編集の必須機材12選|初心者でも失敗しない選び方と予算を徹底解説

「動画編集を仕事にしてみたいけど、何から揃えればいいの?」 「本格的な機材って、全部揃えると高そう…」

企業のマーケティング担当者から個人の映像クリエイターまで、動画の需要はますます高まっています。それに伴い、動画編集に挑戦したいと考える方も増えてきました。しかし、多くの人が最初に直面するのが「機材選び」の壁です。

高価な機材をいきなり揃えるのはハードルが高いですし、かといって何が最低限必要なのか分からず、一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、動画編集に本当に必要な機材を「必須レベル」「クオリティアップレベル」「効率化レベル」の3つのステップに分けて、合計12種類を厳選してご紹介します。

この記事を最後まで読めば、あなたの目的と予算に合った最適な機材が分かり、無駄な出費をせずに動画クリエイターとしての一歩を踏み出せるようになります。ぜひ、あなたの機材選びの参考にしてください。

まずはここから!動画編集に最低限必要な必須機材

動画編集を始める上で、これだけは絶対に欠かせないという基本的な機材をご紹介します。すでに持っているものもあるかもしれませんので、まずは現状の環境を確認してみましょう。

パソコン

動画編集の中心となる、最も重要な機材です。スマートフォンでも簡単な編集は可能ですが、仕事として動画編集を行うならパソコンは必須です。テロップの挿入やカラーグレーディングなど、細かな作業はパソコンの方が圧倒的に効率的です。

動画編集用のパソコンを選ぶ際に最も重要なのが「スペック」です。スペックが低いと、プレビューがカクカクしたり、書き出し(レンダリング)に何時間もかかったりして、作業に大きなストレスを感じてしまいます。

最低限、以下のスペックを満たすパソコンを選ぶようにしましょう。

  • CPU: Intel Core i7 / AMD Ryzen 7 以上
  • メモリ: 16GB 以上(32GBあるとさらに快適です)
  • ストレージ: SSD 512GB 以上
  • GPU: NVIDIA GeForce GTX 1660 / RTX 3050 以上

特に、CPUはパソコンの頭脳、メモリは作業机の広さに例えられます。動画編集という重い作業を快適に行うには、この2つが非常に重要です。

WindowsかMacかについては、どちらでも問題ありません。かつてはMacが主流でしたが、現在はWindowsでも高性能なクリエイター向けPCが数多く販売されています。使い慣れているOSや、使いたい編集ソフトに合わせて選ぶのが良いでしょう。

動画編集ソフト

撮影した素材を一つの作品に仕上げるためのソフトウェアです。無料のものからプロ向けの有料ソフトまで様々ですが、将来的に仕事として受注していきたいのであれば、最初からプロの現場で標準的に使われている有料ソフトに慣れておくことを強くおすすめします。

  • Adobe Premiere Pro 業界標準ともいえるソフトで、多くのプロクリエイターが使用しています。利用者数が多いため、操作方法で分からないことがあってもインターネットで検索すればすぐに解決策が見つかるのが大きなメリットです。単体プランもありますが、モーショングラフィックスを作成する「After Effects」や画像編集ソフト「Photoshop」などがセットになった「Adobe Creative Cloud」がコストパフォーマンスに優れています。
  • Final Cut Pro Apple製品ユーザー向けのソフトです。買い切り型なので、一度購入すれば月額費用がかからないのが魅力。直感的な操作が可能で、Macとの親和性が高く動作が軽快なのが特徴です。

まずは無料体験版などを利用して、自分に合ったソフトを見つけるのがおすすめです。

インターネット回線

意外と見落としがちですが、安定した高速インターネット回線も動画編集には不可欠です。動画素材はファイルサイズが非常に大きいため、クライアントとのデータのやり取り(ダウンロード・アップロード)に時間がかかると、作業全体の遅延につながります。

特に、納品時の「アップロード速度(上り)」が重要になります。快適な作業環境を整えるためにも、光回線の導入を検討しましょう。

動画のクオリティを劇的に向上させる撮影機材

編集だけでなく、自分で撮影も行う場合に揃えたい機材です。スマートフォンのカメラ性能も向上していますが、専用機材を使うことで映像のクオリティは飛躍的にアップします。

カメラ

映像の質を決定づける最も重要な撮影機材です。撮影したい動画のジャンルや目的によって、最適なカメラは異なります。

  • 一眼レフ・ミラーレス一眼カメラ レンズ交換が可能で、背景をぼかしたシネマティックな映像や、高画質な映像を撮影するのに適しています。写真撮影のイメージが強いかもしれませんが、現在のモデルは動画性能も非常に高いです。
  • ビデオカメラ 長時間の撮影に特化しており、手ブレ補正機能が強力なのが特徴です。セミナーやイベントの記録など、安定した映像を長時間撮り続けたい場合に適しています。
  • アクションカメラ GoProに代表される小型・軽量なカメラです。防水・防塵性能や強力な手ブレ補正を備え、スポーツやアウトドアなど、動きの激しいシーンの撮影で活躍します。
  • スマートフォン 最も手軽な撮影機材です。最近のモデルは驚くほど高画質で、ジンバルなどと組み合わせることでプロ並みの映像を撮影することも可能です。まずは手持ちのスマートフォンから始めてみるのも良いでしょう。

三脚・ジンバル

映像のブレは、視聴者にストレスを与えてしまう大きな要因です。プロ品質の映像を目指すなら、手ブレ対策は必須と言えます。

  • 三脚 カメラを固定し、ブレのない安定した映像を撮影するための基本機材です。インタビュー動画や風景のタイムラプス撮影など、カメラを固定して撮影するシーンで活躍します。
  • ジンバル カメラを水平に保つことで、歩きながらの撮影でも滑らかな映像を撮ることができる機材です。Vlogや旅動画など、動きのあるシーンで臨場感を出しつつ、見やすい映像を撮影したい場合に重宝します。

外付けマイク

映像のクオリティは「音」で決まる、と言われるほど音声は重要です。カメラに内蔵されているマイクは、周囲の環境音を拾いやすく、クリアな音声を録音するのが難しい場合があります。

インタビューやナレーションなど、人の声をはっきりと届けたい場合は、外付けマイクを使用しましょう。音質が向上するだけで、動画全体のクオリティが格段にプロフェッショナルな印象になります。ピンマイクやショットガンマイクなど、用途に合わせて選びましょう。

照明

照明は、映像の印象を大きく左右する要素です。照明を適切に使うことで、被写体を美しく見せたり、動画全体の雰囲気を演出したりすることができます。

特に室内での撮影では、顔に影ができて暗い印象になったり、映像にノイズが乗って画質が低下したりする原因になります。リングライトやソフトボックスなどの照明機材を導入することで、明るくクリアで、高品質な映像を撮影できます。

作業効率を爆上げ!あると便利な周辺機材(ガジェット)

必須ではありませんが、導入することで動画編集の作業効率を大幅に向上させ、クリエイターの負担を軽減してくれる便利な周辺機材をご紹介します。

外部モニター(サブモニター)

ノートパソコンで編集作業をしている方に特におすすめしたいのが、外部モニターです。

編集ソフトのタイムラインやプレビュー画面、素材フォルダなどを別々の画面に表示させることで、作業スペースが格段に広くなります。ウィンドウを何度も切り替える手間が省け、編集作業に集中できるため、作業速度が飛躍的に向上します。一度この快適さを体験すると、もう元には戻れないというクリエイターも多いです。

外付けストレージ(HDD/SSD)

動画ファイルは非常に容量が大きいため、パソコン本体のストレージだけではすぐにいっぱいになってしまいます。ストレージが圧迫されると、パソコンの動作が遅くなる原因にもなります。

そこで活躍するのが外付けストレージです。編集前の素材や、完了したプロジェクトのデータを保存しておくことで、パソコン本体の容量を軽く保ち、快適な動作環境を維持できます。データの転送速度が速い「SSD」タイプがおすすめです。

高機能マウス

動画編集は、クリックやドラッグ&ドロップといった細かな操作の連続です。長時間作業していると、手首への負担も大きくなります。

人間工学に基づいて設計されたマウスや、ショートカットキーを割り当てられるボタンが付いた高機能マウスを使用することで、作業の負担を軽減し、効率を上げることができます。特に、親指でカーソルを操作できるトラックボールマウスは、手首を動かさずに済むため、多くの動画編集者に愛用されています。

有線イヤホン・ヘッドホン

音のズレ(遅延)は、編集作業において致命的です。ワイヤレスイヤホンは便利ですが、製品によっては映像と音声にわずかな遅延が発生し、BGMのタイミングやカットの微調整に支障をきたす可能性があります。

正確な音響環境で編集を行うために、遅延の心配がない有線のイヤホンやヘッドホンを使用することをおすすめします。音の細部まで聞き取れるモニターヘッドホンであれば、より質の高い音声編集が可能になります。

初心者必見!失敗しない動画編集機材の選び方と予算の考え方

ここまで多くの機材を紹介してきましたが、「結局、総額いくらかかるの?」と不安に思った方もいるかもしれません。ここでは、賢い機材の揃え方と予算について解説します。

機材の総額は目的によって大きく変わる

動画編集に必要な機材の総額は、どこを目指すかによって10万円程度から100万円以上までと、非常に幅広いです。

  • ケース1:まずは副業レベルで始めたい
    • 手持ちのパソコンとスマートフォンを活用
    • 有料編集ソフト(月額数千円)、スマホ用三脚・マイク(1〜2万円)
    • 初期投資:約2〜3万円から
  • ケース2:本格的な映像クリエイターを目指したい
    • 動画編集用パソコン(20〜30万円)
    • ミラーレス一眼カメラ(15〜25万円)
    • 三脚、ジンバル、マイク、照明など(10〜20万円)
    • 有料編集ソフト(月額数千円)
    • 初期投資:約50万円〜

このように、目的によって必要な投資額は大きく異なります。

失敗しない機材の揃え方:スモールスタートが鍵

初心者の方が機材選びで失敗しないための最も重要なポイントは、「スモールスタート」を心がけることです。

いきなり全ての機材を最高スペックで揃える必要はありません。まずは、今持っている機材で何ができるかを試してみましょう。

  1. ステップ1:手持ちのスマホと無料編集ソフトで試してみる まずは撮影から編集、書き出しまでの一連の流れを体験することが大切です。
  2. ステップ2:有料編集ソフトを導入する 無料ソフトでは物足りなくなったら、プロも使う有料ソフトの体験版を試してみましょう。ここでパソコンのスペックが足りなければ、パソコンの購入を検討します。
  3. ステップ3:撮影機材を少しずつ追加する 「もっと音をクリアにしたい」と思ったらマイクを、「手ブレをなくしたい」と思ったら三脚やジンバルを、というように、自分の作りたい動画に合わせて必要な機材を一つずつ買い足していくのが最も賢い方法です。

レンタルサービスや中古品も賢く活用しよう

「高価なカメラを試してみたいけど、購入するのは不安…」という場合は、機材のレンタルサービスを利用するのも一つの手です。数日間、数千円からレンタルできるサービスもあり、実際に使ってみてから購入を判断できます。

また、パソコンやカメラは中古市場も充実しています。予算を抑えたい場合は、信頼できる店舗で中古品を探してみるのも良いでしょう。

まとめ

今回は、プロの動画クリエイターを目指すために必要な機材を、目的とレベルに合わせてご紹介しました。

  • 最低限必要な機材:パソコン、編集ソフト、インターネット回線
  • クオリティを上げる撮影機材:カメラ、三脚・ジンバル、マイク、照明
  • 効率を上げる周辺機材:外部モニター、外付けストレージ、高機能マウス、有線イヤホン

たくさんの機材があって圧倒されてしまったかもしれませんが、最も大切なのは「自分の作りたい動画の目的は何か」を明確にすることです。

最初から完璧を目指す必要はありません。まずは手持ちのスマートフォンからでも、動画編集は始められます。実際に手を動かしながら、自分に足りないもの、もっとこだわりたい部分を見つけ、一つずつ機材をアップグレードしていく。それが、動画クリエイターとして成長していく上での一番の近道です。

この記事が、あなたの動画クリエイターとしての一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

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