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2025.11.08

イベント動画の撮影を成功させるコツは?機材準備から当日のポイントまで徹底解説

企業のセミナー、カンファレンス、社内総会など、大切なイベントの様子を動画に残したい。さらに、その動画をプロモーションや次回の集客、アーカイブとして活用したい。

そう考える企業のマーケティング担当者さまも多いのではないでしょうか。

しかし、イベント撮影は「撮り直し」がききません。

「内製化してコストを抑えたいけれど、何から準備すればいいか分からない」 「どんな機材が必要なの?」 「当日の撮影で失敗しないためのコツが知りたい」

そんな不安や疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、Webメディア「trendship」の編集部が、イベント動画の撮影を成功させるための重要なポイントを、準備段階から当日の立ち回り、撮影後の活用法まで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説します。

この記事を読めば、撮り逃しを防ぎ、別用途でもしっかり活用できる「使えるイベント動画」を撮影するためのノウハウが身につきます。

成功の9割が決まる!撮影前の「準備・段取り」徹底ガイド

イベント撮影は「一発勝負」です。当日の撮影技術よりも、実はこの「事前準備」が成功の9割を占めていると言っても過言ではありません。

STEP1:撮影の「目的」と「用途」を明確にする

まず最初に、「何のために撮影するのか」を明確にしましょう。目的によって、撮るべき映像が全く変わってくるからです。

  • 目的の例:
    • 単なる「記録用」か(社内アーカイブ)
    • WebサイトやSNSで発信する「PR・広報用」か
    • 次回の「集客用」の素材にするか

例えば、「PR用」であれば、登壇者の真剣な表情や、参加者の熱心にメモを取る姿、会場全体の熱気などが重要です。一方、「記録用」であれば、スライドの内容がしっかり見えるように、全体を定点で押さえることが優先されます。

この段階で、撮影した動画をどのように編集・活用するかも具体的にイメージしておくと、当日の撮り漏れが防げます。

STEP2:失敗を防ぐ「会場の下見(ロケハン)」

当日のトラブルを未然に防ぐため、会場の下見(ロケハン)は必須です。もし下見が難しい場合でも、会場の担当者に以下の点は必ず確認しましょう。

  • カメラの設置場所: 参加者の邪魔にならず、かつ狙いたいアングル(ステージ全体、登壇者の寄りなど)が撮れる場所はどこか。複数台のカメラを置く場所を想定しておきます。
  • 電源(コンセント)の位置と数: カメラやマイクの電源をどこから取るか。延長コードがどれくらい必要かを確認します。
  • 照明: 会場は十分に明るいか。窓からの自然光が逆光にならないか。登壇者にスポットライトは当たるかなどを確認します。
  • 音響: スピーカーの位置はどこか(カメラの近くすぎると音が割れる可能性)。マイクの音声をカメラに直接入力(ライン入力)させてもらえるか、会場の音響担当者に確認できるとベストです。

STEP3:当日の流れを掴む「企画とリハーサル」

当日のタイムスケジュールを把握し、「どのシーンを重点的に撮るか」の優先順位を決めておきます。これが「企画」になります。

  • 開演前の会場の雰囲気
  • オープニングの挨拶
  • メインの講演(最も重要な部分)
  • 質疑応答
  • 参加者のインタビュー
  • 懇親会(ある場合)

可能であれば、リハーサル(ゲネプロ)にも参加させてもらい、登壇者の動きや照明の切り替わるタイミングを確認し、「テスト撮影」を行いましょう。

これだけは揃えたい!イベント撮影の必須機材リスト

スマートフォンのカメラも高性能になりましたが、長時間の撮影や暗い場所での撮影、クリアな音声収録を考えると、専用の機材を準備することを強く推奨します。

映像の核「ビデオカメラ」

家庭用のハンディカメラでも対応可能ですが、もし選べるなら以下の点を重視しましょう。

  • 複数台の用意(推奨): 最低でも2台は用意したいところです。
    • 1台目(引き・全体用): 三脚に固定し、ステージ全体や会場の様子を撮り続けます。
    • 2台目(寄り・演者用): 登壇者の表情や手元のアップ、参加者の様子などを狙います。
  • 長時間録画への対応: バッテリーの持ちが良く、大容量のSDカードが使える機種を選びましょう。

音声は命!「外部マイク」

イベント動画のクオリティは「音声」で決まります。カメラの内蔵マイクは、会場の雑音(空調の音、参加者の咳払いなど)をすべて拾ってしまい、肝心な声が聞き取りにくくなります。

  • ガンマイク: 狙った方向の音を重点的に拾うマイク。カメラに取り付け、ステージや登壇者に向けます。
  • ピンマイク(ワイヤレス): 登壇者の胸元につけるマイク。最もクリアに声を拾えますが、複数人の登壇者がいると管理が大変になります。
  • (上級者向け)ライン入力: 会場の音響ミキサーから直接音声をもらう方法です。これができれば最もクリアな音声を録音できますが、専門知識と機材が必要です。

手ブレを防ぐ「三脚・ジンバル」

  • 三脚(必須): 1台目の「全体用カメラ」を固定するために必須です。手持ちでの長時間の撮影は、見ている側が疲れてしまいます。
  • ジンバル(あれば尚可): 2台目の「寄り用カメラ」で、動きのある臨場感あふれる映像(会場を歩き回るなど)を撮りたい場合に有効です。

撮影を止めないための「電源・記録メディア」

イベントは長時間に及びます。途中で撮影が止まることだけは絶対に避けなければなりません。

  • 予備バッテリー: 「これでもか」というほど準備しましょう。最低でもカメラ1台につき3〜4個はあると安心です。
  • 電源ケーブル・延長コード: 可能であれば、カメラはバッテリーではなくコンセントからの有線給電が最も確実です。下見で確認した電源位置まで届く延長コードを用意します。
  • 大容量SDカード: 長時間の録画データは非常に大きくなります。容量不足で録画が止まらないよう、大容量のものを用意し、予備も必ず持っていきましょう。

当日に慌てない!イベント撮影「本番」のコツと心構え

準備が万端でも、当日は緊張するものです。以下のポイントを心に留めておきましょう。

撮り逃しを防ぐ「撮影体制」

  • 1人撮影は避ける: 三脚で1台固定したとしても、バッテリー交換、音声チェック、予期せぬトラブル対応など、1人ですべてをこなすのは至難の業です。最低でも2名体制を組み、役割分担(例:Aさんは全体固定カメラの管理、Bさんは寄りカメラでの撮影)を明確にしましょう。

「使える素材」を撮る意識

  • 「引き」と「寄り」の両方を撮る: 編集の際に、ずっと同じアングル(例えば全体像)の映像だと、視聴者は飽きてしまいます。全体像(引き)だけでなく、登壇者の表情や手元(寄り)を撮ることで、動画にメリハリが生まれます。
  • 「Bロール(補足映像)」を忘れずに: メインの講演映像だけでなく、編集で「差し込める」映像(Bロール)も意識して撮影しておきましょう。
    • 例:開演前の会場の装飾、受付の様子、参加者が熱心に頷く姿、拍手をしている手元、イベントの看板、運営スタッフの真剣な表情 など

カメラマンの立ち振る舞い

  • イベントの邪魔をしない: 良い映像を撮りたい一心で前に出すぎると、参加者の視界を遮り、イベントそのものの満足度を下げてしまいます。黒っぽい目立たない服装を心がけ、静かに移動することが大切です。

撮って終わりじゃない!イベント動画の「活用アイデア」

撮影した動画素材は、一度きりの記録で終わらせてはもったいないです。編集次第で、さまざまな用途に活用できます。

  • イベントの「前」:ティザームービー(予告動画) 過去のイベントの盛り上がりをダイジェストにし、「次回の開催決定!」と告知する予告動画を作れば、次回の集客に大きく貢献します。
  • イベントの「中」:オープニング・アタックムービー イベント開始直前に流すオープニング動画や、プログラムの合間に流すアタックムービー(短い演出動画)として活用し、会場の期待感を高めます。
  • イベントの「後」:ダイジェスト・PR動画 イベントの熱気や重要なポイントを数分にまとめたダイジェスト動画を制作。WebサイトやSNSで発信することで、参加できなかった人への報告や、企業のPR活動に活用できます。

内製化かプロ依頼か?その判断ポイント

最後に、イベント撮影を自社で行う(内製化)か、プロの制作会社に依頼するか、悩まれる方も多いでしょう。

内製化が向いているケース

  • 用途が「社内向けの記録用」である場合
  • 予算を最優先し、コストを最小限に抑えたい場合
  • 社内に撮影・編集スキルを持った人材がいる場合

プロへの依頼を検討すべきケース

  • 用途が「広報・PR・集客」など、社外向けである場合
  • 企業のブランドイメージに関わる、高いクオリティが求められる場合
  • 撮影や機材トラブルのリスクをゼロにし、当日のイベント運営にリソースを集中させたい場合

まとめ

撮り直しのきかないイベント動画の撮影を成功させる鍵は、**「入念な準備」「当日の撮影体制」**にあります。

  1. 目的を明確にし、入念な下見と企画を行う。
  2. 長時間録画とクリアな音声を担保できる機材(複数カメラ、外部マイク、電源)を準備する。
  3. 当日は複数人体制で、「引き」「寄り」「Bロール」を意識して撮影する。

まずは、社内イベントなどの比較的小規模なものから内製化にチャレンジしてみるのも良いでしょう。しかし、企業の顔となるような重要なイベントで、その映像を外部に発信していきたい場合は、失敗のリスクを避け、確実なクオリティを担保できるプロへの依頼を検討することをおすすめします。

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